【全文掲載!!】 イギリス・ワーホリ体験談 帰国者・インタビュー

みなさん、こんにちは。アフィニティの中里です。

実は、現在アフィニティの福岡オフィスに勤務している森山さんは、2年間のイギリスワーホリを終了し、今月日本に帰国したばかりなんです!

そこで今回は、イギリスワーホリから帰国後間もない森山さんに、イギリス生活のリアル最新情報をインタビューして皆様にお届けしますね。

このインタビュー記事を読んでいただければ、恐らくこれからイギリスワーホリ(Tier 5, Youth Mobility Scheme)、イギリス留学をご検討される方の殆どのご不安、心配点が解決できるのでは無いかと思います。

また、ワーホリだけでなく、語学留学や、学生ビザで渡航される方にとっても、滞在先の探し方や銀行口座開設のコツとポイントなど参考になるが多いと思いますよ!

ただ一点、今回のインタビューは私も人生過去最長の記事になっています。とても長い記事になりますので、下の項目から気になるページに飛んで読んでいただいても良いですし、最初から最後までじっくり聞きたい!(読みたい!)って方は覚悟して読んでみてくださいね。(笑)どうぞよろしくお願いいたします。

中里です!

森山です!


Contents 目次:

00 イギリスワーホリのキッカケと自己紹介

01 スマートフォインの契約方法・携帯事情

02 銀行口座の開設について

03 語学学校・学校の選び方について

04 学校生活、お友達の作り方とランチ事情

05 滞在先・外国人との共同生活について

06 ロンドン生活の楽しみ方と暮らし

07 アルバイト・仕事、お金の話

08 アルバイト、仕事の探し方

09 ロンドンのシェアハウス、家賃と家の探し方

10 イギリス・ロンドンの治安、生活の中の注意点

11 イギリス留学・ワーホリの醍醐味!格安ヨーロッパ旅行

12 最後に、イギリスワーホリ経験者からのアドバイス!


イギリスワーホリのキッカケと自己紹介

 

森山さん、どうぞよろしくお願いします!

 

よろしくお願いします。

 

 

そもそも森山さんがイギリスワーキングホリデーに行こうと思ったキッカケは何だったのですか?

 

理由としては色々とあります。以前私は国家公務員として税務業務に従事しておりました。もちろん仕事にやりがいを感じていましたが、いつかは海外に行きたいという思いがずっとありましたので、短期の海外留学を経験した後に、思い切って仕事を辞めて、イギリスに行く事を決心しました。

 

どれくらいの期間、イギリスにワーホリビザで渡航することを悩まれたんですか?

 

う~ん。悩んだのは、1年以上でしょうか。1度目のイギリスワーホリの抽選は落選してしまったので、職場からお休みをもらいイギリスに2ヵ月間の語学留学をしました。その後どうしても諦めきれなかったので、その翌年も応募をしましたところ、運よく当選したので渡航しました。

 

そうだったんですね。イギリスワーホリの抽選に当選した事をキッカケに覚悟ができたようなところもあるのですね。確かに、そういった理由で渡航される方もとても多い気がします。

それでは今から、今後イギリスワーホリに渡航する方が気になるであろうイギリスでの生活の様子など、色々と詳しく質問をさせて頂きますね。

 

スマートフォンの契約方法・携帯事情

まずは、イギリスの携帯電話事情について教えて下さい。一般的に、Simフリーの携帯があればヨーロッパで使えると聞きますが、実際に現地で利用されててみて如何でしたか?

 

携帯電話は日本と比べてとても安く、契約しやすいです。日本で生活した事のあるイギリス人も、「日本の携帯電話の契約はとてもややこしい!契約が大変!高い!!」(笑)と話していました。逆に私たち日本人がイギリスに行くと、こんなにも簡単に携帯って使えるの?!と驚くと思います。設定も簡単でした。もちろん、日本で携帯をSIMフリーに設定して行く必要はありますが、SIMフリーの携帯を持ってさえいけば、イギリスの空港に到着後、空港の自動販売機でSIMカードが購入できます。その場で簡単に使い始めることが可能でした。

 

自動販売機で買う時は、契約等は必要なくその場で現金で購入できるのですか?

 

そうですね。プリペイド式のSIMカードが購入できます。自販機で購入したSIMカードをスマホに差して設定すれば、その場で使い始めることができますよ。設定が難しい場合には、携帯を扱うコンビニなどのお店で5ポンド程度手数料を支払っていただければその場で設定してくれます。ただ、基本的にはご自身で設定できる様になっています。ちなみに私は、空港で買ったSIMカードをトップアップ(チャージ)しながら2年間使い続けました。

ヨーロッパはその辺がとても便利で分かり易いですよね。森山さんは日本で、携帯電話はどの程度使用されていましたか?

 

そうですね。日本ではドコモを利用していましたが、分割の本体価格も含めて月々1万4千円程度を支払っていました。

 

 

まあまあ使われていましたね。

 

そうですね。パケ放題やカケ放題を利用していました。

 

イギリスでは実際に月々いくら位の携帯代金が掛かりましたか?

 

そうですね。WiFiが使える環境ではなるべくWiFiを利用していたので、何ギガの容量を使っていたとか、何時間通話をしていたかは覚えていないのですが、月々大体10~15ポンド程度、約2000円前後で1月間使える感じでした。

 

イギリスの携帯は凄い安いですよね。ちなみに、森山さんお勧めの携帯会社はありますか?

 

そうですね、私はThreeを使っていました。とにかく安いと言う理由でイギリス人はもちろん、ワーホリの人や留学生にも一番人気が高かったように思います。たまに、Threeだから電波が・・・という声も聞こえましたが、やはりみなさん安さを優先していた様に思います。

 

そうなんですね。となると費用を抑えたい留学生、ワーホリの人にとって、色々な携帯会社の比較は重要ですが、Three の一択でも良さそうな感じですね。

 

そうですね。空港でも買えるので。(笑)

 

銀行口座の開設について

次に、銀行口座の開設の仕方について教えて下さい。よくイギリスですと、銀行や同じ銀行でも窓口、同じ銀行員でも日によって対応が異なり、スムーズに口座が開ける場合とそうで無い場合が・・・なんて言う、日本ではありえないような話を良く聞きますが、実際に森山さんの場合はどうでしたか?

 

私の場合は、ロイズ銀行で口座を開きました。その際、イギリスに長く在住している日本人の方にアドバイスをいただいたのですが、“店舗選びが大切”との事でした。なぜかと言いますと、小さな店舗だと銀行員の方の対応が悪かったりする事があるそうです。そこで、どちらかと言うと裕福な方の多い地域(ケンジントンだったり、ハロッズがあるナイツブリッジ地区などの有名なエリア)の店舗に行くと、銀行員の顧客対応のレベルも良かったりします。

 

店舗のサービスの質の問題で、適当なサービスをされてしまう事があるって事なんですね。日本ではありえませんが、流石イギリス、面白いですね。確かに、裕福層の顧客を扱うお店は、サービスやケアもしっかりしているので、口座開設の場合でもそういった店舗を選ぶことで、留学生やワーキングホリデーの人の場合もきちんと対応してもらえる可能性が高いのですね。

 

それでも当たり外れもあるかもしれないのですが、私の場合は口座開設の予約後、窓口で身分証明としてのパスポート、住所の証明書等を持って行き、すぐに開設してもらえました。ただ、大きな店舗に行っても一発で開設が出来なかった、開設に時間が掛かった方もいらっしゃったので、まずは挑戦が必要ですね。その他、窓口で提出を求められる事がある書類として、学校からの証明書や、働き先からの証明書などを求められるケースがあります。“学校に行く為”、“家を借りる為”、“仕事をする為”と言った、何故私は口座を開く必要があるのか、の明確な理由を銀行員に説明することも大切だと思います。

 

そうなんですね。まずは銀行の窓口に行って、何の書類が必要か、口座開設が出来るかどうかを確認し、口座開設の予約を取る所からスタートすると良さそうですね。

 

語学学校・学校の選び方について

次に、語学学校について教えて下さい。森山さんは、語学学校にはどのくらい通われたのですか?実際にイギリスで語学学校に通われてみて、何か感じられたことはありますか?

 

私は、イギリスとカナダの二都市で語学学校に通いました。イギリスに6週間、カナダでは8週間通いました。私は仕事の都合上の理由で14週間しか学校に通えなかったのですが、今振り返って少し短かったなと感じています。どちらの国でも始めの1、2週間は緊張していて友達ができなかったり、授業中「〇〇ページを開いて」のような簡単なことすら聞き取れませんでした。その後ちょっと慣れて授業が楽しめる期間が2、3週間続くのですが、だいたいこの時点で5、6週間経過しています。私の場合ここで学校が終わってしまうこともあり、最後2週間は消化試合になってしまったのです・・・。最後の1、2週間は、学校期間が残り少ないこともあって、友達と一緒に過ごす時間を優先しようとか、行ってない所へ遠出しようという気持ちから、勉強に身が入らない方も結構多いと思います。なので、例えば私の場合8週間で申込みましたが、最初1、2週間と最後の1、2週間を除くと、学校での英語学習に集中して取り組めた期間というのは2、3週間しかとれなかったということになります。最初の緊張する期間、しっかりと語学習得に集中したい期間、最後のもうすぐ卒業しちゃうよ期間を踏まえた上で、学校の通学期間を決めたほうが良いと思いました。

 

たしかに、私も前半の何も分からない期間のところはイメージできますが、最後の帰国しちゃうよ!友達とお別れ期間はちょっと想像していませんでした。参考になりました。(笑)

ちなみに、森山さんはどのように学校選びをされたんですか?

 

私の学校選びは、正直反省すべき点が多々あります。会社名だすとあれですが留学会社●●●●●●●の留学カウンセラーさんに学校をご紹介していただいたのですが、「学校は英語を教えるところなので、語学学校ならどこも同じです。6週間の同じ期間ならどこ通われても変わりませんよ」と助言を頂いたので、学校の特色をきちんと把握せずに、何となく選らんでしまったところがあります。ただ、これから渡航される方に関しては、自分が英語を学ぶ目的と、自分が学校に通える期間を明確にして、自分がどんな能力を伸ばしたいのか、放課後のアクティビティを重視したいのか、英語の資格が欲しいのか、ビジネス英語を学びたいのかなど、学校ごとの様々な特徴や違いをきちんと見極めて欲しいです。これから留学する人には、自分に見合った学校をカウンセラーと一緒にちゃんと相談して見つけて欲しいな、と思っています。

 

確かに、学校選びってパンフレットから選んでねって言うタイプの留学会社も多いですよね。ただ、せっかく学校に通われるなら、自分の希望と性格、何を学びたいのかをキチンと明確にした上で、自分にあった学校を調べるのって重要ですよね。事実、語学学校だけでもイギリスには420校ありますしね。

 

学校生活、お友達の作り方とランチ事情

学校生活はどんな感じでしたか?ランチタイムはどう過していましたか?

 

ランチタイムは、長期の留学生やお金を節約したい方が多かったので、お弁当を持って来たり近所の安いスーパーでお昼を買ってきて、校舎内でワイワイ盛り上がりながら食べる事が多かったです。学校の生徒さんの中には、お医者さんや弁護士さんといった、仕事のホリデーを使って語学留学をされていた方もいらっしゃったので、そういう方々に関しては、“ちょっとブラジリアン・レストランに行く?”みたいなノリで、お高いランチをされてたと思います。たまに背伸びして一緒に行くんですが、やっぱり最終的には同じ金銭感覚の生徒さんとランチに行くことが多かったです。(笑)

 

となると、同じ金銭感覚の友達作りって言うのも大切ですね。(笑)

 

そうですね。お昼をご馳走してくださる様な素敵なお友達が出来るに越した事はないですけどね。(笑)

 

確かにそうですね。(笑)

 

 

滞在先・外国人との共同生活について

学校に通われてる間、森山さんの滞在先はホームステイでしたか?

 

私の場合は学校手配のスチューデント・ハウスに滞在していました。学校が管理している一軒家にお部屋が5、6部屋あって、フランス人1人、イタリア人2人、日本人の男の子1人、私の5人でひとつのお家をシェアしていました。日本人の方には事前に知って欲しい事なのですが、例え学校が手配、用意してくれたスチューデント・ハウスであっても、やはりイギリスですので日本のようなモダンで清潔感100%のクオリティーっていうのは、残念ながら望めないところがあります。ルームメイトについてもそうですね。現実と理想のギャップを日本人は感じると思います。(笑)そんな環境の中で、どうやって部屋を綺麗に維持しよう、この洗濯をしないイタリア人にどう洗濯をさせよう、ゴミを捨てない人達にどうやってゴミ捨て当番をさせよう等と、とても頭を使いました。今思うととても良い経験になったと思っています。(笑)

 

それこそまさに、今日本の企業が海外経験者に求めるグローバルコミュニケーション能力の訓練ですね。(笑)如何に異文化の人達と共存し、コミュニケーションと取るか。ほんとワーホリ、留学って全てが勉強ですね。

 

確かに、この経験がその後のイギリスでの仕事で活かされていたように思います。(笑)

 

ちなみに、Student House の男女比はどんな感じでしたか?カウンセリングの時に、スチューデント・ハウスや学生寮が男女MIXであることに抵抗があると相談を受けるケースがあります。森山さんの場合はどうでしたかか?

 

私の場合は男女MIXのスチューデント・ハウスでしたが、日本人の男の子1人以外、フランス人、イタリアも全員女性でした。ただ友人の話を聞いていると、もちろん女性専用のフラットもありますし、男女MIXだけど男性しか居ないフラットもあったりと、自分の希望で家探しはできると思いますよ。絶対女性ONLYがいい!と言う方は、女性専用のフラットを探されるとよいですね。

 

実際に生活されてみて、森山さんはスチューデント・ハウスでストレス感じる事はありましたか?

 

う、最初は・・・。

 

笑笑

 

 

私はこれまで独り暮らししかした事なかったので、同じ家の中で知らない外国人と暮す事に若干抵抗はありました。言語についても、同じヨーロピアンのイタリア人とフランス人達は英語の発音が似ているからか、すぐに仲良く話が出来ているのに対して、自分は上手く話せずその輪の中に入っていけない・・・という時期もありました。ですが家の掃除や、朝ごはんを毎日一緒に同じ部屋でとることで、言葉が通じなくても少しずつ打ち解けていけたと思います。

 

素敵ですね。イギリス生活を始めた時に、ワーホリ、留学生みんなが通る道ですよね。

 

 

ロンドン生活の楽しみ方と暮らし

これまで、学校の事、滞在先のことなどお伺いしましたが、学校に通っている間や、普段の生活で楽しみにしていた事ってなんですか?

 

私の場合は、イギリスで語学学校に通いながら、放課後には学校の近くの有名な社交ダンス教室に通っていました。私はもともと社交ダンスが趣味でして、結構お金は掛かりましたが一か月間みっちりとダンスを習っていました。学校が終わったらダンスのレッスンが始まるまでは語学学校の自習室で英語の予習・復習をして、その後にダンス教室に通うという生活をしていました。語学学校では先生としかネイティブのイギリス人と話す機会はありませんでしたが、社交ダンス教室では、イギリス人や、イギリスに移民されている方等、本当に色々な人達と接する機会ありました。とても楽しかった思い出です。

 

確かに語学学校には英語を学びに着ている留学生しか居ないので、自分の趣味を通してイギリス人と交流を持つ機会をつくることはとても大切ですよね。男の子だと、サッカーを通してイギリス人との交流の機会を作る方も多と良く聞きますよね。

森山さんのように、自力で趣味を活かして現地の方と交流する方法は、ワーホリビザ以外の、例えば短期の語学留学でも叶える事はできると思いますか?

 

出来ます!やる気次第です。それこそ、社交ダンスの教室はイギリス生活開始後、初めの6週間の語学学校と同じ期間に通っていました。ダンス教室で仲良くなった先生や生徒とは今でも交流があるので、これからもずっと関係が続いて行くんだろうな~と思っています。

 

イギリスに滞在すれば、自動的に現地の友人が出来るだろう、って思われている方も多いですよね。ただ残念な事に、毎日の語学学校、アルバイト、家との往復の生活の中だけでは、やっぱり留学生しか友達が出来ないんですよね。何事も積極的に自分から動く事が大切ですね。

 

アルバイト・仕事、お金の話

次は、アルバイトについて教えて欲しいのですが、実際にお仕事は沢山ありましたか?

 

お仕事は、もう選べないくらい沢山ありました。

 

選べないくらい・・・。沢山ありすぎるって事ですか?

 

そうですね。もちろん、希望の職種が予め決まっている方は、自分に見合った仕事を絞って選ぶことができます。ロンドンではMixbがとても有効な仕事探しのツールとされているのですが、いろんな業種の求人が日々アップデートされるので、毎日見ていないと追いつかない程でした。もちろん、繰り返し投稿される求人もありましたけどね。飲食店がメインですが、事務系のお仕事や、歯医者・病院の受付の求人なども出てました。

 

そうなると、イギリスが初めて!海外が初めて!と言った方でも、日本でアルバイトが出来る方でしたら、ロンドンでも見つけられるってアドバイスしてしまっても大丈夫そうでね。

 

そうですね。お仕事探しは全く問題ないです!英語力が低い方でも、日系のレストランは沢山ありますので、厨房に入るという手もあります。初心者であれば料理は作らせてもらえないにしても、皿洗いやお野菜を切るお仕事からスタート出来ると思います。あとは、ナニー(オペアまたはベビーシッター)として家事手伝いやお子さんの面倒をみるなど、英語力を求められない仕事もたくさんありますので、仕事は比較的簡単に見つかると思いますよ。

 

そうなんですね。それでしたらアルバイト探しは問題なさそうですね。ちなみに、イギリスで働いて稼いだお金だけで家賃、食費とか、現地での生活費はカバーできますか?

 

そうですね。イギリスの最低賃金が7.83ポンド(2018年11月現在)になるのですが、その給料でフルタイムでアルバイトをすれば、それ相応の家賃に抑える事で基本的には生活できます。人によっては若干貯金もできますので、そのお金を長期旅行に充てる方も多かったですね。

 

そうなんですね。きちんとワーホリ初期費用を貯めれば問題なさそうですね。ちなみに、森山さんはどんなお仕事をされていたんですか?

 

私は、色々な仕事に挑戦しました。まとまった期間お仕事をしたのは、STARBUCKSCOFFEE、日系の和菓子屋さん、英語の語学学校内のカフェスタッフです。あとは、短期でお土産屋さん、書店でのイベントスタッフの仕事もしました。

 

色々と経験をされていますね。ちなみに、これからワーホリを考えている人の仲にも、カフェやSTARBUCKSで働きたいと思っている方ってとても多いと思うんですが、森山さんは、日本でもカフェやSTARBUCKSで働かれた経験ってあったんですか?

 

まったく無かったんです。

 

えっ!?そうなんですか。何故ゆえにSTARBUCKSで仕事が見つけられたんですか?その当時は、おそらくそこまでの英語力も無かったでしょうし。

 

そうですね。渡航後2、3週目には動き出していたのですが、その当時の英語力はとても低かったです。家貸しの際に大家さんと何とか意思疎通が取れるレベルでした。Pre Intermediateレベル、中の下ですかね。TOEICで言うと400-500点レベルだったと思います。ただ私、STARBUCKSが大好きなんです。シアトルの1号店にも行ったくらい大好きなんです!そのくらい大好きだ!!と言う熱意をもって挑みました。インターネットからダウンロードした応募用紙に、何枚も手書きで書いて、気になる店舗に置いてまわりました。本当はパソコン入力で良いのに、無駄に手書きでアピールしていましたね。笑笑

 

これからSTARBUCKSなど現地のカフェでお仕事を探す人に何かアドバイスはありますか?

 

そうですね。履歴書を持って沢山のお店をまわるのはとても大切です。あと、働いているスタッフを見て、多国籍なスタッフが働いているお店だと、外国人でも採用され易いかもしれません。私の場合も、過去の日本人スタッフの働きが良かったから、と言った理由で採用された部分も大きかったようです。逆に、ザ・イギリス人!みたいなスタッフばかりのお店だと、もしかすると採用され難い可能性もあるかもしれませんね。

 

面白いですね。そう言った目線からアルバイト先の採用されやすさを判断する発想はありませんでした。確かに日本のコンビニでも、外国人ばかりを採用している店舗もあれば、日本人しか働いていない店舗もありますね。そう言った意味で、外国人の採用経験のあるお店なら、留学生でも仕事が見つかり易いかもしれませんね。勉強になりました。

 

アルバイト、仕事の探し方

イギリスでアルバイト、仕事探しをされる方に何かアドバイスはありますか?

 

そうですね。やはり、英語の勉強はもちろんですが、英語での面接に対する対策は必要でしたね。私は、英語力が低く単語ばかりの面接になってしまいましたが、身振り手振りで自分の思いや熱意を伝える事は出来ました。ただ、もっと英語の勉強と英語での面接の対策を準備しておけば、もっと気持ちに余裕をもって対処ができ、自分の良い所を伝える事が出来たのではないかと思います。その結果、面接のパス率も上がっていたかもしれません。英語での仕事探しをプログラムとして支援している語学学校もあるので、利用するのも一つの手ですよね。

 

本当に仰る通りだと思います。その中で、英語環境でのお仕事をゲットされたのはとても素晴らしいですね!

ちなみに、森山さんの場合、イギリスではカフェなどサービス業に従事されること多かったのだと思います。例えば英語で事務系の仕事がしたい、って方もお仕事は見つかると思いますか?

 

はい。見つかると思います。やはり飲食店よりは求人の数は少ないですが、MixBなどでも事務系のお仕事が募集されています。その他の探し方として、イギリスにある人材派遣会社のサポートを受けるのも一つです。そういった人材派遣会社もMixBに求人を掲載しているので、登録をして仕事を紹介をしてもらうのも一つの手段です。

 

そうなんですね。はやり、人材会社のサービスを受けるのも一つですよね。ちなみに、日本で事務経験の無い方でも働けるような求人はありましたか?

 

MixBの求人の中には、“未経験の方でも大丈夫です。トレーニング制度有ります。”といった求人も無きにしもあらずです。ただし、大手人材会社が出している求人ですと、その分野おいての経験や高い英語力をを求められるケースが多いですね。

 

そうですか。やはりキャリア・アップを目指すお仕事の場合、日本と同様に経験が重視されるのですね。ありがとうございます。

 

ロンドンのシェアハウス、家賃と家の探し方

次に家探しについて教えて下さい。Student Houseの後はどんな滞在方法を選択されたんですか?

 

私はStudent Houseに滞在した後、シェアハウスで生活していました。

 

イギリスですとシェアハウスでの生活が一般的ですよね。森山さんは、どの様に家探しをされたんですか?

 

私も含め、多くの日本人がMixBを利用して家探しをしていました。イギリス人やローカルの人と暮したい人の中には、SpareRoomを利用している人もいました。語学留学に通う学生さんですと、学生間の紹介だけでまわっているMixBには掲載されない条件が良い優良物件などもありました。これだけでも、語学学校に通うメリットになるかと思います。

 

MixBやSpareRoomは有名ですが、学生ネットワークでまわっている物件もあるんですね。

ちなみに、これからイギリスで家探しをする方に何かアドバイスや注意点ってありますか?

 

そうですね。必ず物件を見てから決めてください。最低でも家探しに2週間以上はあった方がよいと思います。実際に物件を見に行って、どんな人が住んでいるのか、夜の家の周りの雰囲気はどうか、家賃の支払い方について、きちんと契約書は書いてくれるのかなど、大家さんと直接話しをして、ご自身で確認されることが大切です。大家さんとの相性も大切です。また、イギリスは移民の国でもあるので、様々な食文化や宗教を避けては通れません。日本では気にしない事にも気を配る必要がありますね。あと、家の見学は、できれば2人以上で行くようにするとより安心です。

 

確かに、その通りですね。最近は家探しに不安を感じる人がいるためか、日系の不動産なども多いようですね。日本語で捜せるのは安心ですね。とは言え、きちんと自分の希望に合った物件を時間に余裕をもって探すっことが大切ですね。

ロンドンの家賃はどうでしたか?いくら位かかるものでしょうか?

 

そうですね。一般的には月500ポンド(約75,000円※1ポンド=150円の場合)程度を考えるとよいと思います。ロンドンの中心部で500ポンドですと少し狭いお部屋にはなりますが、十分だと思います。少し郊外でしたら同じ500ポンドでも広いお部屋に暮す事ができると思います。うるさくても古くても狭くてもいい、など条件を下げればロンドン中心部でも400ポンド程度の物件を見つけることは可能です。平均月500ポンドくらいの家賃を一つの目安に考えるとよいと思います。

 

確かに、ロンドンはイギリスの他都市と比べても交通費が高いので、家賃と交通費のバランスを考えて家を探されると良いかもしれませんね。ちなみに、ロンドンのスーパーの値段は、東京のスーパーと同じか少し安い位ですので、自炊で月3万円程度と考えれば一ヶ月の大よその生活費が計算できそうですね。

 

イギリス・ロンドンの治安、生活の注意点

森山さんは実際にロンドンに2年間住んでみて、治安についてどう感じましたか?

 

治安はですね、もちろん日本のテレビでもイギリスのテロや、殺傷事件等のニュースが流れる事があると思うのですが、日本にもそういった事件ってあると思うんです。日本と同じような感覚で、ロンドンでも事件は起きています。テロに狙われそうな人が多く集まる場所にわざわざ出向かないとか、夜道を一人で遅くまで出歩かない等、自分で気をつけて生活をしていけば、事件の被害に合う事は基本的にはありません。

 

実際に森山さんも、普段生活している中で身の危険を感じることは無かったですか?

 

私は無かったです。ですが、ポケットから携帯電話の頭が出た状態で歩いていたらいつの間にかスラれてしまったとか、気がついたら鞄が空いていた、という事は周りから聞くことがありました。きちんと鞄を閉めて携帯電話や財布が周囲から見えないようにする、という気配りをしていれば、物を取られたりいきなり襲われるような事はまず無いと思います。

たまに、ロンドンの地下鉄入口で凄い人だかりができていて、テロでも起こったかのような雰囲気になることがあったのですが、ただ人が電車に乗り切れなくて地上まで行列になっているだけだったりするので、あまり驚かないでください。東京の朝の通勤ラッシュに似ていますね。笑笑

基本的に、常に周りに気を配っている方であれば、普通に日本で暮しているのと同じ感覚で暮せますよ。ただ、荷物で席取りをする等、日本の感覚で同じことをするとあっと言う間に荷物が消えている・・・なんてことはあるので、海外に居るという意識をキチンと持って、最低限の注意は必要ですね。

これからイギリスに渡航される方にとっては、とても参考になる、イギリスでの暮し方、注意点ですね。

ちなみに、人種差別を感じることはありましたか?

 

私の場合、全く感じませんでした。イギリス(特にロンドン)は移民の国ですので、いろんな見た目と国籍の人がいて、共存しているように感じました。みんな移民同士なので、旅行できた日本人であっても、ワーホリできた日本人であっても、何人であっても受け入れてもらえる感覚がありました。差別されることはありませんが、どこの都市にもローカルルールってあると思うので、逆に日本人の概念でいると、あれ?って思う事もあると思います。電車の乗り方だったり、レジで会計する前に商品食べちゃう人に驚いたり・・・。

 

確かに、日本じゃありえないですし、初めは驚きますよね。(笑)海外あるあるですよね。

 

やはり日本じゃありえない事も沢山あるので、それに驚く事はあるんですが、自分が日本人だからといって責められたり、バカにされる事は、ロンドンにおいては全く無かったですね。

 

さすが屈指の世界都市、ロンドンですね。

 

 

イギリス留学・ワーホリの醍醐味!格安ヨーロッパ旅行

少し話しが戻ってしまいますが、現地で稼いだお金で、長期海外旅行をされる方もいると仰いましたが、森山さんもご旅行には行かれたんですか?ヨーロッパ旅行は、イギリスワーホリ、イギリス留学生にとっての醍醐味みたいなものですよね!

 

私も何箇所か旅行に行きましたが、私の場合はロンドンで仕事をする事と、ダンスをする事に一番の重きを置いていたので、長期旅行はしていませんでした。

 

行こうと思えば、ヨーロッパへの旅行は気軽に行ける感じですか?

 

行けますね。私はパリとベルギーに日帰りで旅行をしました。私の友人や同僚は、2、3日休みを利用してデンマークやスペイン等のヨーロッパ諸国に行っていました。1週間休みが取れれば、トルコや北欧を周遊している人もいましたよ。

 

そうなんですね。例えばですが、パリに1泊2日で旅行に行こうかな~と思ったら、ワーホリ中に予算を抑えて行く場合、いくら位の予算で実現できるものですか?

 

パリに1泊2日ですか・・・、ユーロスターも早い段階で予約して買えば往復で1万円前後、ホテルも日本語の検索サイトでも探せるので自分の予算に合わせて格安ホテルに60ポンド、70ポンドくらいで収めれば、交通費、宿泊費だけで2万円程度で収まると思いますよ。その他、何を食べるか、何をするかによって変わりますが、2~3万円でとっても気軽にヨーロッパ旅行が楽しめますね。

 

日本から出発するフランス旅行に掛かる費用と比べると、お得すぎますよね。ちなみにヨーロッパやLCC格安航空券がほぼ全ての国、都市を網羅しているので、数千円でスペイン行きのチケットが買えた!とか普通の感覚ですよね。有名所ですと、Ryanair、easyjet の航空券は格安でお勧めですよね。これからイギリスに渡航する人達も、ヨーロッパ旅行を楽しんできて欲しいですね。

 

イギリスワーホリ経験者からのアドバイス!

 

最後に、森山さんが2年間イギリスでワーキングホリデーに参加されてみて、実際にこれからこのインタビューの記事を読んでイギリスに渡航される方もいらっしゃると思うんです。何か、アドバイスとか、メッセージをいただけますか?

 

そうですね。渡航目的は人によって違うと思うのですが、私の場合は、ロンドンで外国人として生活し、英語とダンスを学ぶという目的がありました。人によっては語学力を向上させて将来に繋げたい方も居るでしょうし、語学を学びながら旅行重視にしたい方もいると思うんです。限られた2年間ですので、きちんと目的を絞って、やりたい事をしっかりやりきってきて下さい。

 

おっしゃる通りですね。せっかくの海外ワーホリ、留学ですので、後悔の残らないものにして欲しいですね。ありがとうございます。

 

 

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

今後森山さんは、アフィニティの福岡オフィスでカウンセラーとして勤務されます。森山さんにイギリスのワーホリを相談したい!と言う方はもちろん、アフィニティにはイギリス帰り、イギリス留学・ワーホリのプロが揃っておりますので、是非お気軽にご相談くださいね。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

みなさま、どうぞよろしくお願いします!

 

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

大学で建築・デザインを学ぶ。オーストラリアへの休学留学を経て、卒業後にはイギリスでの就学を経験。英語圏、仏を中心に約10年間カウンセラー業務に従事。毎年複数の国を訪問。リアルな情報を基に3000名以上のお客様にカウンセリング業務を行う。