アメリカ大学進学 ホームステイと学生寮について

アメリカの大学やコミュニティカレッジに進学した際、滞在方法として「ホームステイ」と「学生寮」があります。アメリカの4年制大学は、学生寮を完備しているところが多いですが、コミュニティカレッジでは学生寮を提供している学校が少ないため、ホームステイ滞在になっています。アメリカの「ホームステイ」と「学生寮」はどのようになっているのか見ていきましょう!

ホームステイについて

アメリカの大学やコミュニティカレッジ近くの家庭に滞在し、文化や生活を体験できることがホームステイです。ホストファミリーと英語でコミュニケーションを取るので、会話力を伸ばすことができます。

最近のホームステイ事情は数年前から変わってきています。以前はアメリカ人のファミリーが一般的でしたが、アメリカに移民した方やお子さんが独立し部屋が空いているからということでホームステイをしているところもあります。現在のホームステイは部屋を借りて生活するというイメージに近いかもしれません。

ホームステイを選択するなら、ホストファミリーとコミュニケーションを必ず取ることです。ホストファミリーとのトラブルが発生する原因の一番は、「ホストファミリーとのコミュニケーション不足」です。「詳しく言わなくても相手は理解してくれているだろう」というような日本にいるときと同じようにしていると、トラブルが発生します。文化や習慣の違いがあり、アメリカで生活するなら「はっきりと伝える・答える」ことの意思表示が大切です。ホームステイは学生寮と同様に他人との共同生活ですので、わがままや勝手なことはできません。ときには人に合わせることも必要でしょう。

メリット

●早期にリスニング&スピーキング力UP
●アメリカのリアルな生活が体験できる
●身近なことや困ったことなど相談できる

デメリット

●共同生活で気を遣う
●通学に時間がかかる
●食事が合わないことがある

ホームステイは1人部屋と2人部屋を選択できる場合がありますが、1人部屋をお勧めします。2人部屋は、ルームメイトに合わす必要があり、さらにホストファミリーとの共同生活のため、ひとりになるスペースがないため、負担になるかもしれません。費用を抑えたい方は2人部屋が良いかもしれませんが、よく考えて申し込みをしましょう。

食事は、1日2食(朝食と夕食)が提供されます。もちろん、日本のような食事ではありません。お米とお味噌汁が食べたいと思っても提供されません。ホストファミリーが移民の方の場合、その国の料理が提供される場合もあります。忙しいホストファミリーの場合は、電子レンジでの冷凍ものや簡単な料理、お肉ばかりということもあります。洗濯は基本的に自分で行います。アメリカの場合は毎日選択するのではなく、週1回が目安です。また外に干すという週間がないため、乾燥機にかけます。部屋の掃除や食事のあと片づけは、率先して自分でやることが大切です。

ホームステイは、お客さんのような気分で滞在していると、トラブルを引き起こすことになるので要注意です。これらを踏まえておけば、ホームステイでの生活は楽しむことができます!第2の家族となると、アメリカの大学卒業後にも連絡を取り合ったり、会いに行ったりすることができますね!

学生寮について

学生寮は学生同士で生活するので気軽です。そして同世代の学生や他国の留学生と交流を深める機会がたくさんあります。また、学生寮はキャンパス内にあることがほとんどですので、通学が便利です。学生寮であれば、キャンパス内にある図書館やジムなどの施設を帰宅する時間を気にせず利用できます。特に図書館はテスト前になると夜遅くまで開いているところもあるので、集中して勉強できます。学生寮に帰れば、学生同士の付き合いも楽しいですよね。学生寮もホームステイと同様に同世代の学生や他国の留学生との生活になるため、コミュニケーションは欠かせないこと」「はっきりと伝える・答えること」が大切です。

メリット

●友達が作りやすい
●同年代で多国籍の学生がいるので、価値観や文化が体験できる
●キャンパス内にあるので通学が便利で安全
●食事が提供される

デメリット

●共同生活で気を遣う
●ルームメイトと合わないことがある
●自炊ができない場合がある

学生寮は大学によって異なりますが、男子寮、女子寮のように建物で分かれているところ、同じ建物の中でフロアごとに男女に分かれています。部屋の種類は1~4人部屋です。部屋にはベッドと机、ドレッサーなどの家具がありますが、タオルやシーツ類は各自で用意します。バスルームはフロアごとに共同で利用するコリドータイプ、3~4部屋で共同するスイートタイプがあります。また、ミニキッチンの設備があるアパートタイプもありますので自炊が可能です。大学によって様々なタイプの寮があるので確認してみてください。

食事はキャンパス内にあるカフェテリアで朝・昼・夕食を食べるこができます。ハンバーガー、ホットドッグ、ピザなどのアメリカの定番の料理から多国籍の料理が日替わりで提供されます。あとはサラダバーやドリンクバーがあり、好きなだけ食べることができます。アメリカの食事の量が多いので、食べ過ぎには要注意ですね!

サウスフロリダ大学の学生寮(例)

学生寮は大学の施設内にあり、キャンパスポリス(大学内を警備している警察)がいるので安心して留学生活を送ることができます。学生寮はApartment Style, Suite Style, Village (Suite & Traditional)の3つのタイプから選ぶことができ、以下の設備やサービスが受けられます。
・冷暖房完備
・Wi-Fi
・共同キッチン(各階)
・ランドリー
・スタディラウンジ
・24時間緊急サポート
・自動販売機
・各部屋にベッド、机、椅子、ワードローブ完備

サウスフロリダ大学の大学情報はこちら>>>

学生寮のある、お勧めのコミュニティカレッジ

コミュニティカレッジはホームステイ滞在が中心になりますが、アパート形式の学生寮を提供している学校があります。アパート形式の学生寮は2~4人がシェアするタイプで、個室(ベッドルーム)があり、キッチンやリビング、バスなどを2~4人で共有というタイプが多いです。

スカジットバレーカレッジ

エバレットコミュニティカレッジ

ウエストヒルズコミュニティカレッジ

カレッジ・オブ・セントラルフロリダ

アメリカ大学進学の詳細は以下よりご確認ください

~海外大学も選択肢に~アメリカの大学留学とは【完全版】

この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

アメリカで経営学、教育学を学ぶ。ブリティッシュカウンシル認定上級カウンセラーおよび国家資格キャリアカウンセラー資格を有し、これまでに7000名以上のカウンセリングを行った熱血カウンセラー。グローバル人材育成のキャリアカウンセリングもお任せください。