4/20更新 コロナと留学【海外留学時の航空券購入で気を付けるべきことは?】

皆さまこんにちは!
2020年の3月以降新型コロナウィルスの影響で海外への渡航を延期せざるをえなかった方や、キャンセルを余儀なくされた方など多くいらっしゃったかと思います。
ヨーロッパやカナダではワクチン接種も順調に進んでいる国が多く、早い方はこの春〜夏、そしてアメリカなども秋頃から渡航や留学再開のめどが立ってきています。アフィニティでもこのところ春から夏にかけての渡航のお客様のお手伝いを多く承っております。
しかしながら新型コロナウィルスという見えない敵との闘いが今後も続いていくことになりそうで、留学の計画を立てる際にもこれまでと同様と言うわけにはいかなくなってきました。
自分の国や渡航先の国の感染者数の急増等により、再び渡航ができなくなる可能性は常につきまといますし、トランジットする国が渡航先の国の受け入れ国リストに含まれていない場合には最悪の場合渡航先の国の入国ができないと言うリスクも考えられます。

そこで今日は新型コロナウィルス以降の留学準備でこれまでと大きく変化を強いられそうな航空券の購入についてアフィニティの提携先旅行会社でもある株式会社エムティーシージャパンの二宮さんにお話を伺います。

2020年3月以降新型コロナウィルスの影響で多くの航空会社が運行を中止したり減便をしていましたが、2021年4月現在各社各国のフライト状況はいかがですか?

はい、おっしゃる通り去年以降多くの航空会社が運休を余儀なくされたり減便をしたりしながらコロナ禍の対応を求められてきましたが、特にヨーロッパは昨年の夏くらいから多くフライトが戻り各都市へのアクセスが可能となってきております。
ロンドンやフランクフルトのフライトはコロナ禍でも動いておりましたし、夏以降各社フライトの数を少しずつ戻している印象です。北米でもようやくフライトが安定してきましたが、需要減から運航が再開しない路線も多くあります。また、オセアニアに関しては需要回復が見込めないことから不安定な運行状態が続いています。

コロナ禍での留学に際して、ここを注意して航空券を選んだ方が良い等アドバイスはありますか?

各国がコロナの影響で入国条件の規制をしていることなどにより、直前になり運行スケジュールの変更をするケースなどもあります。基本的には直近でフライトがある路線や曜日を踏襲する形で変更されていますので、直近にフライトがあるプランでお選び頂くことをお勧めしております。そうすることで、直前になり日程の調整や変更手続きをすることなくスムーズにご留学をスタートさせることができます。
それから直航便のフライトがある都市へいかれる方は断然直航便のフライトをお勧めしています!というのも現在多くの国で入国にあたっての必要書類が多く求められますが経由便の場合には経由地の空港に入るために必要な書類を求められる可能性などもあり、ただでさえ複雑な渡航時の書類準備がさらにややこしくなってしまうからです。経由便の方が安く渡航できるというメリットはもちろんありますが、コロナ禍での渡航の際は経由便を利用するこのようなデメリットもよーく考えて航空券をお選びいただくと良いと思います。最悪の場合には書類不備で予定していたフライトに乗れなかったりして留学生活のスタートがスムーズにきれない可能性もありますので…。
必要書類や各国の入国条件なども日々変化しているので、その動向をチェックするのも大変だと思います。

生徒さんからのエピソード:

直航便だと18万円程度だったフランスへのフライトチケット、経由便だと10万円程度ということだったので経由便のフライトを選びました。中東系の航空会社だったのですが、通常不要なはずの経由地への入国に必要な書類も求められ、成田空港のチェックインカウンターで航空会社の係員と1時間以上も交渉をしなければなりませんでした。最終的に予定のフライトには乗れたものの、経由地からパリヘのフライトに乗れるかの保証はできないと言われてしまい、ずっと不安なまま機内で過ごしました。最終的には無事入国はできましたが、経由便のフライトを利用する場合には私のような事態もあるのであまりお勧めはしません。
地上職員の方も日々変わる書類や入国条件などを全て把握していないようでしたので私のようにフライトにのせてもらえて無事に入国できた人はいいですが、そうでなかったら…と考えると隔離用の宿泊施設のキャンセル料金の他、再度必要書類を揃えるためにPCRの検査費用2万円や、日本の自宅から空港までの交通費などが加算されていたら大幅な出費になっていたと思います。
それであれば最初から安心な直航便フライトの方が体も楽ですし何より精神的なストレスはかなり少なくなると思いますし無駄な出費もいらないと思いました。

渡航日変更やキャンセルの規定が緩やかなチケットというのも販売されていますか?

現在多くの航空会社がコロナ禍での特別対応を設定しております。
キャンセル規定については都度更新されるため、通常のルールが設定されていますが、変更については多くのプランでできるようになっています。

片道チケットにしようか往復チケットにしようか悩んでいます。

どちらのチケットのほうがよいかメリットデメリットを教えてください。
ヨーロッパへの1年未満の渡航でしたら往復チケットの方がお得に購入ができますのでおすすめです。 特に日系の航空会社や直行便のフライトなどは片道だと料金がかなり高くなってしまったり片道料金の設定がないことも多いです。
一年間有効なオープンチケットをご購入いただければ復路の変更は出発日から一年後までに設定が可能ですし、日程が繁忙期以外でしたら比較的安い手数料で復路の変更が可能なものが多くあります。
1年以上の渡航で1年以内に日本への帰国を考えていないという方の場合には片道航空券をご購入いただくしかないのですが、まず1つご理解いただきたいのが片道航空券だからと言って往復航空券の半額で航空券を買うことができないと言う点です。
片道航空券は長期滞在可能な往復運賃の7割程度だったり、場合によってはより高額な運賃設定がされています。
またヨーロッパへの直行便は片道チケットがほとんどないので、どうしても経由便になりがちなのですが、現在コロナウィルスの影響もありまして渡航先の国によっては入国ができない国リストの指定に経由地が入っている場合、その国に滞在をしていなくてトランジットのみでも、渡航先の国で入国拒否や自主隔離が必要になる可能性があるので注意が必要でしょう。
現在イギリスなどで経由地によって入国後に自主隔離が必要となっています。
厄介なことにこの入国ができない国のリストは感染者数等によっても毎日変わりますので、今日はリストに入っていなくても翌日には入ってしまう可能性があり、なかなか予想もつきません。
そういうこともありこの時期は直行便がおすすめですし、そうなると往復航空券を購入した方がおすすめではあります。

往復航空券の方が直行便などで安く買えるので往復で購入して復路を捨てるという事は可能ですか?

いいえ。航空券の値段は往路と復路それぞれ順番通りに航空券の利用していただくことを前提に設定されています。そのためご購入いただいた航空券の順番通りにご利用いただけない場合、ペナルティー料金が発生する可能性があります。

航空券を購入するタイミングはいつ頃が良いでしょうか?

大前提としてビザを取得してからの購入をお勧めしております。各種運賃の設定が減り始めるのは出発2週間を切ってからですので、遅くても2週間前~1ヶ月前までの購入をお勧めいたします。
ただ、事前に航空券の種類やお値段をお調べすることは大事ですので、ご出発日が決まり次第まずはお見積りを取ってください。

個人で航空券を手配するのと旅行会社に依頼するのでは何が違うのでしょうか?

今の時代、航空券はインターネットで個人手配をすることも可能になっています。旅行会社に航空券の依頼をしていただくメリットといたしましては、今回のようなコロナの事態で個人手配の方はご自身で航空会社連絡を取らなければならず、多くの人が航空会社に連絡をとっていたのでなかなか航空券の変更等の手続きができなかった方が多く、大変な思いをされた方も多くいらしたと思います。旅行会社が仲介に入っている方は旅行会社にコンタクトをとっていただければ旅行会社がチケットの変更手続き等を承ることができますのでその辺のストレスや手間がかなり省けると思います。
またコロナの影響で日程の変更や航空券のキャンセル等の手続きをしなければならない可能性も大いにあり得るのですがそれも旅行会社手配でしたら、なかなか電話の通じない航空会社に自分で連絡をする必要もなく旅行会社への連絡のみで変更手配をしてもらえるのは手間が省けます。

国によって地域によって航空券を購入する際に気をつけなければならないこと等はありますか?

一部の航空会社は欠航に伴うキャンセルでも通常のキャンセル代金を取ったり、返金に1年近く時間がかかるなど対応が異なります。
こういった航空会社にとって都合の悪い情報はあまり表立って出てきません。
旅行会社にはこういった情報も多くございます。
コロナ禍だからこそもしもの時の対応が良い航空会社を選んで購入頂くことが一番ですね。

いかがでしたでしょうか?
国によってもコロナウィルスの影響の出方にも差が出ていますが、未曾有のコロナウィルスとの闘いを強いられている中で海外留学をされる方はぜひこちらを参考に航空券の準備をされてみてはいかがでしょうか?
アフィニティでは、こんな時だからこそ、留学会社を利用しての安心の留学をしたいというお客様のサポートを多く承っております。

海外留学渡航時の航空券手配に慣れているエムティーシージャパンとも連携して皆様の留学をサポートいたします!
留学をご検討されていらっしゃる方、お気軽にご相談くださいね。

ご協力:株式会社エムティーシージャパンhttps://www.mtc-jpn.co.jp/

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

パリ、トリノ、上海、ロンドンという4都市での留学経験と4ヵ国語習得経験を生かして皆さまの留学をサポートいたします!食に対する探究心はとどまることを知りません。フランス、イタリア留学担当カウンセラー。