日本では偏差値は大学の難易度やランクを決める基準としてよく使われていますが、イギリスの大学には偏差値がありません。よく利用しているのは、大学ランキングです。大学ランキングで頻繁に使われているのは、THE World University RankingsやQS World University Rankingsです。THE World University Rankingsは国ごとの大学ランキングを見ることができます。QS World University Rankingsでは、分野別の大学ランキング、MBAに強い大学ランキングなどなどあり、大学ランキングを見ていくと大学の強みもわかるのではないでしょうか。
日本の大学は世界ではどのランクにいるの?
THE World University Rankings 2019では、東京大学は42位↑(2018年度46位)、京都大学62位↑(2018年度74位)です。東大や京大に入学しようと考えると、偏差値で自分の学力を確認すると思います。日本のトップ大学に入学するには入試がありますが、イギリスの大学には入試はなく、英語力と高校の成績が求められます。イギリスの大学では偏差値の概念がないため、日本の偏差値の高い高校を卒業したとしても、わかってもらえないところがあります。とにかく、高校の偏差値が高い・低いはどうあれ、高校で優秀な成績を修めておくことが重要です。イギリスの大学へ進学するには、高校の成績は、評定平均値3.5以上(5段階評価)が必要です。如何に学校の成績が重要であるかがわかります。
イギリスの大学ランキングは?
以下のTHE World University Ranking 2019では、世界の大学ランキングやイギリスの大学ランキングでオックスフォード大学が1位、ケンブリッジ大学が2位です。世界の大学ランキング100にはイギリスの大学は、11大学がランクインしています。ちなみにイギリスには約100校の大学がありますが、世界の大学トップ200になれば、29大学がランクインしています。
イギリスの大学ランキング | 世界の大学ランキング | 大学名 | 場所 |
1 | 1 | University of Oxford | Oxford |
2 | 2 | University of Cambridge | Cambridge |
3 | 9 | Imperial College London | London |
4 | 14 | UCL | London |
5 | 26 | London School of Economics and Political Science | London |
6 | 29 | University of Edinburgh | Edinburgh |
7 | 38 | King’s College London | London |
8 | 57 | University of Manchester | Manchester |
9 | 78 | University of Bristol | Bristol |
10 | =79 | University of Warwick | Coventry |
11 | =93 | University of Glasgow | Glasgow |
12 | 106 | University of Sheffield | Sheffield |
13 | =114 | Durham University | Durham |
14 | =116 | University of Birmingham | Birmingham |
15 | 118 | University of Southampton | Southampton |
16 | 119 | University of York | York |
17 | 130 | Queen Mary University of London | London |
18 | 141 | University of Exeter | Exeter |
19 | =146 | Lancaster University | Lancaster |
20 | =149 | University of Nottingham | Nottingham |
21 | =153 | University of Leeds | Leeds |
22 | 158 | University of Aberdeen | Aberdeen |
23 | =161 | University of Sussex | Sussex |
24 | 165 | University of St Andrews | St Andrews |
25 | =167 | University of Leicester | Leicester |
26 | =171 | Newcastle University | Newcastle |
27 | =181 | University of Liverpool | Liverpool |
28 | =187 | Cardiff University | Cardiff |
29 | =190 | University of East Anglia | Norwich |
30 | 201–250 | University of Bath | Bath |
30 | 201–250 | University of Dundee | Dundee |
30 | 201–250 | Queen’s University Belfast | Belfast |
30 | 201–250 | University of Reading | Reading |
34 | 251–300 | Brighton and Sussex Medical School | Brighton |
34 | 251–300 | University of Essex | Colchester |
34 | 251–300 | Royal Holloway, University of London | London |
34 | 251–300 | St George’s, University of London | London |
34 | 251–300 | University of Surrey | Guildford |
34 | 251–300 | Swansea University | Swansea |
40 | 301–350 | Anglia Ruskin University | East Anglia |
40 | 301–350 | Birkbeck, University of London | London |
40 | 301–350 | Heriot-Watt University | Edinburgh |
43 | 351–400 | Aberystwyth University | Aberystywth |
43 | 351–400 | Aston University | Birmingham |
43 | 351–400 | City, University of London | London |
43 | 351–400 | University of Kent | Kent |
43 | 351–400 | University of Stirling | Stirling |
48 | 401–500 | Bangor University | Bangor |
48 | 401–500 | Brunel University London | London |
48 | 401–500 | Loughborough University | Loughborough |
48 | 401–500 | Middlesex University | London |
48 | 401–500 | Northumbria University | Newcastle Upon Tyne |
48 | 401–500 | Plymouth University | Plymouth |
48 | 401–500 | University of Portsmouth | Portsmouth |
48 | 401–500 | Royal Veterinary College | London |
48 | 401–500 | Soas, University of London | London |
48 | 401–500 | University of Strathclyde | Strathclyde |
48 | 401–500 | University of the West of Scotland | Paisley |
世界トップ200のイギリスの大学に入学できる?!
University of Sheffield(世界106位、イギリス12位)、Durham University(世界114位、イギリス13位)、University of Exeter(世界141位、イギリス18位)、University of Leeds(世界153位、イギリス21位)、University of Sussex(世界161位、イギリス23位)、Newcastle University(世界171位、イギリス26位)などに進学できるチャンスがあります。しかも、奨学金制度もあり、高校の成績次第で留学生でも獲得できるチャンスがあります。
University of Sheffield(世界106位、イギリス12位)
イギリスの中部地方に位置するサウス・ヨークシャー州シェフィールド市にある国立大学です。シェフィールド大学はラッセルグループを構成する24大学のうちの1つです。このグループのメンバーは、最高の研究、卓越した教育と学習の経験、そしてビジネスと公共部門との比類のないつながりを維持することに尽力しています。大学は世界で75位とイギリス国内では、13位(QS World University Ranking)、ヨーロッパの200の大学の内42の大学に入り世界トップ42位と評価が高い大学です。60以上の研究機関を有し研究に力を入れている大学としても国際的に知られており、また、これまでにノーベル生理学・医学賞やノーベル化学賞受賞者を輩出しています。ピーク・ディストリクト国立公園にも程近いシェフィールドは、イギリスで最も緑の豊かな地として知られています。専攻は、会計学&財政学、ビジネス学、国際ビジネス学、国際関係学、政治学、心理学、社会学、考古学、建築学、経済学、歴史、ジャーナリズム、犯罪学、法律、コンピュータシステム工学、宇宙工学、生物、動物学、化学、物理、環境科学などがあります。
Durham University(世界114位、イギリス13位)
ダラム大学は有名なラッセル大学グループのメンバーであり、イギリスで最も歴史のある大学のひとつです。世界トップ100に入り、イギリスでは7位の大学です。ダラム大学では、最先端の研究とカリキュラムを提供する世界をリードする学者のコミュニティに参加します。最新のResearch Excellence Framework(2014)の調査結果から、Durhamの研究の83%が、「国際的に優れた」または「世界をリードする」と評価されています。クイーンズキャンパスとダラムシティでは、最先端の講義室、ITルーム、研究所、図書館など世界クラスの施設を利用できます。ダラムシティの大学図書館には、世界中の学者を引き付けるアーカイブと特別コレクションのセクションがあります。専攻は、会計学&財政学、会計学&経営学、ビジネス学&経営学、経済学、財政学、マーケティング学&経営学、中国語、古典学、文学、歴史、音楽、ビジュアルアート、考古学、人類学、犯罪学、政治学、法律、国際関係学、社会学、心理学、生物、化学、コンピュータサイエンス、環境地球科学、工学、地球科学、数学、物理などがあります。
University of Exeter(世界141位、イギリス18位)
英国の『アイビーリーグ』と呼ばれる名門大学のグループ、ラッセルNewcastle Universityニューカッスル大学グループ24大学のメンバーであり、世界の大学、上位150大学にランクイン(Times Higher Education World University Rankings 2016-2019)、英国の大学ランキングで12位(The Times and The Sunday Times Good University Guide 2019)です。特に考古学、教育学、ドイツ語、政治学、心理学、神学、生物科学、ビジネス、経営学、ドラマ学、ダンス、映画学、経済学、数学と統計学、物理学では高い評価を得ています。国内で最も美しいキャンパスに選ばれたこともあり、キャンパス内にある自然公園、彫刻の路、政府登録の植物園などが勉強と生活の両面で比類のない環境を提供しています。留学生満足調査でトップ10にランキング(Whatuni Student Choice Awards 2018)しています。専攻は、ビジネス学、ビジネス経営学、マーケティング学、会計学、コンピュータサイエンス、電子工学、機械工学、数学、スポーツ運動学、メディカルサイエンス、アニマルサイエンス、生化学、環境科学、地質学、海洋生物学、自然科学、物理、動物学、地質学、歴史学、考古学、犯罪心理学、心理学、哲学、映画制作、ドラマ、経済学、国際関係学、法律、政治学などでがあります。
University of Leeds(世界153位、イギリス21位)
リーズ大学は1904年に設立されましたが、その起源は1831年にリーズ医科大学、その後1874年にヨークシャー科学大学が設立された19世紀に遡ります。ラッセルグループに名を連ねるイギリス屈指の名門大学であり、世界トップ100に入り(QS World University Ranking)、最大の高等教育機関のひとつです。また、2009年から2011年にかけて、英国で最も高い学術機関としての賞を受賞したクイーンズアニバーサリー賞を受賞。キャンパスはリーズ市内中心部から徒歩10分にあり、現在3800人以上の学生が在籍し、その内170カ国以上からの9000人以上の留学がいます。卒業生の多くは産業界、商業界、政府機関などの重要なポストで活躍しています。専攻は、ビジネス経済学、経済学、ファッションマーケティング学、国際ビジネス学、国際ビジネス学&財政学、国際ビジネス学&マーケティング学、経済学、国際発展学、国際関係学、法律、幼児教育、犯罪学&犯罪心理学、政治学、社会学、数学、コンピュータサイエンス、航空工学、自動車工学、生化学、生物、環境科学、動物学、物理、栄養学などがあります。
University of Sussex(世界161位、イギリス23位)
創立1847年、170年以上の教育の歴史があり、教育の質を計るTEF2017でSilver評価を受賞(Teaching Excellence Framework 2017)しています。植物園の跡地にあるパークキャンパスは湖やテニスコートもある緑豊かな環境で、リラックスした雰囲気です。留学生への支援において、英国内ランキング5位(International Student Barometer 2017)。全英の大学において優れたティーチングを行っている教員に授与されるティーチングフェローシップ賞に、2006年の開設以来16名のグロスターシャー大学の教師が選ばれています。学生の満足度94%(Annual Experience Survey 2018)です。英国らしい美しい村やすばぬけた自然美で有名な地域、コッツウォルズです。チェルトナムのパークキャンパスの中心部に立地しています。摂政時代の建築物やショッピング街、映画館や劇場、スポーツイベントなど、チェルトナムは毎年世界中から多くの観光客を魅了しています。チェルトナムで開かれる、競走馬の障害競走やジャズ演奏などのフェスティバルは国際的に有名です。活気あるグロスター中心地は、キャンパスから歩いて25分、グロスターは英国で2番目にフレンドリーな町(Business Insider UK 2017)として選ばれています。専攻は、会計学&財政学、経済学、財政学、国際ビジネス学、マーケティング学&経営学、コンピュータサイエンス、デジタルメディア、ゲーム&マルチメディア、自動車工学、コンピュータ工学、電子工学、数学、物理、生化学、生物、化学、動物学、心理学、犯罪学、国際関係学、歴史、社会学、政治学、社会学、映画制作などがあります。
Newcastle University(世界171位、イギリス26位)
英国の『アイビーリーグ』とも呼ばれるラッセルグループの設立メンバーであり、教育の質を計るTEF2017で最高評価Goldを受賞(Teaching Excellence Framework 2017)し、研究分野と施設分野において5 Starsを獲得(QS Stars University Ratings 2018)しています。また、世界の大学ランキングでトップ150にランクイン(Times Higher Education World University Rankings 2019)し、英国の大学ランキングでトップ25位(The Times and The Sunday Times Good University Guide 2019)です。175 年以上さかのぼる伝統のアカデミック・エクセレンス(優れた専門性)、国際的に評価が高い上質の教育、そして第一級の教授陣を誇ります。またイギリス国内の、国際的評価の高い大規模研究型の24 の大学で構成されるラッセルグループの創立メンバー大学でもあります。キャンパスは、イギリス国内において最も人気のある学園都市であるニューカッスルの中心にあります。なお同大学は、日本語教育にも力を入れており、同専攻の学生は日本の大学に1 年間交換留学をしています。専攻は、ビジネス学、マーケティング学、会計学、建築学、コンピュータサイエンス、電子工学、機械工学、経済学、教育学、映画制作、ジャーナリズム、コミュニケーション学、法律、政治学、数学、メディカルサイエンス、栄養学、スポーツ運動学、アニマルサイエンス、生化学、生物、化学、環境科学、海洋生物学、物理、動物学、考古学、地理学、哲学、社会学、心理学などがあります。
高校3年生でイギリスの大学から条件付合格がもらえる?!
高校3年生になると進路決定をしなければなりませんよね。日本の大学の入試は11月頃から本格的にスタートしますが、イギリスの大学は日本の大学の受験シーズンよりも前から出願ができます。英語力を心配されると思うのですが、早期出願の場合、英語試験(IELTS™)の証明なしで高校の2年次までの英文成績証明書や英部卒業見込証明書、パスポートコピーを提出します。高校の成績やその他の書類で判断され、問題なければ条件付合格がもらえます。IELTS™は条件付合格をもらってから提出ができます!IELTS™の受験も1回で終わりではなく、計画的に勉強や試験を受けに行くこともできる時間もあります。海外の大学は英語試験の証明がないと出願ができないと思っている方が多くいらっしゃいますが、そんなことはありません。しかも、イギリスの大学の条件付合格を取得しながら、日本の大学を併願し、合否結果後に大学を決めることができます。日本の大学の出願料は約3万円ですが、イギリスの大学は無料です!海外の大学はハードルが高いというイメージがありますが、実際はそうではありません。イギリスの大学も1校だけでなく2、3校を併願すると良いでしょう。
イギリスの大学進学についてもっと詳しい情報を知りたいという方は【海外大学進学】歴史と伝統のあるイギリス大学留学にてイギリスの大学留学の紹介をしております。アメリカの大学進学について詳しく知りたい方は必見!〜海外大学をしろう〜アメリカの大学進学という記事をご覧ください。
また海外大学進学に必要な英語試験IELTSに関するご案内も行っておりますのでご興味をお持ちの方は是非ご利用くださいね。
アフィニティでは海外の大学・留学を詳しく知りたい方へ留学相談を随時行っております。アメリカの大学もイギリスの大学と同様に条件付合格がもらえます。高校3年生の皆さんは日本の大学だけでなく、イギリスやアメリカなどの海外大学にも選択肢に入れてみてください。ご自身に合った大学を見つける方法や英語圏の大学についての情報などについては海外大学の専門カウンセラーが対応しますので、お気軽にご相談ください。