つらい留学体験 グランプリ発表

海外にいる日本人女性

タクシードライバーと喧嘩をしてスーツケースを持ち逃げされるなどパリで様々なピンチに襲われた (ねこさん様)

留学中辛かったエピソードを教えてください

フランスに留学されたほとんどの方が、大変な経験されているかと思いますが。私の場合は、渡仏後1年で本当に色々なことが起こりました。その中の上位3位を紹介したいと思います。

①タクシードライバーと揉めて、荷物を持っていかれた事件
空港から乗車したタクシーと金額で揉めて、結果的に荷物の一つを下されないまま、走り去られました。早朝に到着したパリは晴々とした青空。そんなお天気の良い日に、ひとりで警察に行き、調書を出して貰うというスタートでパリ生活が始まりました。
メガネやコンタクトレンズ、ドライヤー、化粧ポーチもその荷物の中に入れていたので、正直困りました。ただ、PCや現金などの貴重品は手荷物にしていたので持っていかれずに済み、また、初日に滞在した場所にWIFIがあったお陰で情報収集することができたことが不幸中の幸いです。後日談ですが、紛失した荷物の費用は海外旅行保険でカバーされました。

②1度目のロックダウン中にインターネットが使えなくなった事
自宅にインターネット契約をしていなかったので、iphoneをテザリングしていたのですが、突然そのiphoneが壊れてしまいました。何も調べられず、どうして良いのかも分からずの状況。ロックダウン中に誰とも連絡が取れない、情報収集もできないのはかなり不便です。日本の家族に3日以上連絡をしないと「コロナにかかったのでは・・」と心配されるので、どうやって連絡を取れば良いのか悩みました。パリに友人はいますが、フランスのアパートには入り口に暗証番号式のセキュリティーロックがかかっています。その番号も壊れたiphoneの中。いかに自分がインターネットに頼っていたかを思い知らされました。幸い、近所に住んでいる友人が日本式1階の道路側だったので、窓をノックしてwifiを貸して貰い、何とか周囲と連絡も取れましたが、アップルshopも修理店も何処も彼処も閉まっている状態だったので、暫くは世間の情報から遠ざかった環境で過ごすハメになってしまいました。何かあった時の為に、バックアップを常に取っておくこと、“iphoneを探す”設定にしておくことをお勧めします。

③給湯器が壊れて、全くお湯が使えなかったこと給湯器が突然壊れ、全くお湯が出ない状況になってしまいました。外出制限中だったこともあり、修理の人が来れない状況でした。2週間ほど水シャワーを浴びたり、キッチンのコンロで沸かしたお湯で髪を洗っていましたが、フランスでの水トラブルはよくある話だそうです。

辛かった体験、どのように乗り越えましたか?

パリ在住の知人やアフィニティーのレホアンさんに相談して、アドバイスを頂き、助けられました。また、最近ではjimomoという掲示板で意見を貰うこともあります。
なるべく不安な気持ちを引き摺らないように、終わったことはもう仕方ないと開き直る癖をつけるようにしました
留学先で日本語をなるべく使わないように日本人の友人を作るのを避ける人もいるかもしれませんが、助け合える日本人の友人はいた方が良いと思います。

これから渡航する人にこれをやっておくと少しはつらい経験がマシになるかもというアドバイスがあればお願いします。

心配しても結果は変わらないですし、心配や不安が増えるだけ。その時間が勿体無いので、そこに意識を集中させ無いように開き直る癖を付けました。
私はフランス滞在1年で様々なトラブルに遭いましたが、ちょっとした思考の癖を改善させることで乗り越えられたのかなと思います。全ては上手く行っているから大丈夫と思い込むことで、実際に結果も良い方向に変わっていたのでオススメです。

辛かったけど留学してよかったことがあれば教えて下さい。

フランスと言ったらやっぱり食文化。
日本では手に入りにくい食材やちょっとお高い食材が、こちらではリーズナブルで手に入ることがあるので、そういう経験ができることが私には良かったです。
また、様々な国籍の友人との出会いや繋がりで、視野も広がります。例え、嫌なことが起きたとしても後になって思い返せばそれも経験、糧になります。
また、日本では周囲の目が気になる、周りに合わせなければならないという暗黙のルール社会がありますが、ここフランスではそういうものはありません。そういう環境で暮らしていると心も強くなりますし、自信にも繋がります。

今の時代は若い世代が留学自体に興味が無くなり、海外に行かないという話を聞きますが、短期でも海外に出て色々な経験をして欲しいなって思います。

アフィニティにひとこと!などご自由にコメントください。

私は、渡仏後も担当カウンセラーの方と連絡を取れる有料プランにしたのですが、これが正解でした。フランスでは本当に色々なことが起こります。無料で手続きをしてくれるエージェントもありますが、アフィニティにして良かったと思います。

アフィニティ主催の渡仏後の留学生同志の交流会のセッティングで繋がりが増えたり、学校側とのやり取りで困ったことなどアフィニティのレホアンさんが迅速に対応してくださり、とても助かりました。ありがとうございます。

アフィニティスタッフからのコメント

私も含め、スマホにすべての情報を入れているのでそれでいいんです、という方、海外に行った時に万が一スマホを落としたり、盗られたり、なくしたりしたら?と一度想像していただくのにとても良い体験記だと思いました。必ずスマホが使えなくなることを想定してどこかにメモやバックアップを取っておくことが必要ですね。(T)

水シャワーが衝撃的でびっくりしましたが、フランスではよくあるそうで…。イギリス留学時代シャワーの温度が低くてすごくブルーになりましたが、水に比べたら温度が低いことくらいどうってことなかったな…と思いました。(C)

フランスならではの家族のかたち、子連れ婚を自分がすることになった(Tomomi様)

留学中辛かったエピソードを教えてください。

フランスにの語学学校のテキストでも出てくる話「家族のカタチ」。フランスでは離婚率が高かったり、子供がいても結婚をしない同性婚を選ぶものの、同性婚も解消するカップルが多く、両方の親の家を行き来して生活している子供達がとても多いと知りました。

学年ビザで一年間の留学中、友達から、フランス人はインターネットで友達や、カップルになる人が多いよ!と教えてもらい、フランス語を練習する友達探しの為に、試してみました。
そして、そのサイトで出会った素敵な彼はなんとふたりの子持ちでした…。彼の子供も、教科書で習ったように、一週間ずつ、パパとママの家を行き来して生活するフランス的ファミリー。素敵な運命的な出会いから、やっぱり、子供がいる方は‥とショックでしたが、今は、その彼(主人)と、結婚し1週間ごとに、パパの家に来る主人の子供たちとの共同生活をしています!

辛かった体験、どのように乗り越えましたか?

フランスでは多いいろんな家族のカタチ。それをまず、自分自身が受け入れること。彼の連れ子達とも言葉は通じないなりにも、遊べるので、時間を作って一緒に遊んだり、母親にはなれないですが、しっかりと向き合ってあげることが大切だなと思うようになりました。そして少しずつ、わたしの存在を受け入れてくれるようになりました。

これから渡航する人にこれをやっておくと少しはつらい経験がマシになるかもというアドバイスがあればお願いします。

留学(海外で生活すること)は、いろんな出来事(いいことも、辛いことも)があります。また、素敵な出会いもあります。
フランスに来て、びっくりすること、見たくなかった一面などもありますが、住んでみないとわからなかったことにも、気づけます。ポジティブにいること、そして経験は必ず財産として残るということを信じて、渡航するといいと思います。

辛かったけど留学してよかったことがあれば教えて下さい。

わたしの留学は、ほんとうに、ほんとうに色々ありすぎた3年間でした。
滞在許可証関係、保険の手続き、スタージュのこと、アパートのこと、水漏れ、妊娠、出産などなどなど。

フランス語がまだまだな中でも、これだけのことを経験でき、人生を変えてくれた留学になりました。

海外生活は、正直、色々あります。知らない事だらけです。一つ一つの問題を時間をかけながらも、クリアしていくことに意味があると思います。

日本にいたら絶対に経験できないことを今、経験できていること、経験は必ず自分の強みになるということを留学を通して、学べました。

アフィニティスタッフからのコメント

愛の国フランスならではのエピソード。いろんな家族の形を受け入れて現地の生活に適応している姿が素晴らしいと思いました。(C)

終わりに

先輩方の留学中のつらい経験を知っていただくことでご自身が留学される際の心構えになると思います。留学生活は日本ではしなくてもいいようなつらい体験もたくさんありますがそれ以上に日本では体験できないような嬉しい体験、珍しい体験、すごい体験もたくさんすることができるはず。留学中、つらいなあと思うことに遭遇した際には自分だけじゃないんだ!あぁ、こんな体験していた先輩の話を聞いたことがあるなぁと思いだしていただくと少しつらさが和らぐかもしれません。

皆様の留学のお手伝いをアフィニティスタッフ一同今後も応援していきます!
ご応募いただきました皆様ありがとうございました。

この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

パリ、トリノ、上海、ロンドンという4都市での留学経験と4ヵ国語習得経験を生かして皆さまの留学をサポートいたします!食に対する探究心はとどまることを知りません。フランス、イタリア留学担当カウンセラー。