【動画対談】立命館大学 今川新悟&平田智義【留学・就活・グローバル人材】

これまで田村さつき氏大川彰一氏をはじめとするグローバル教育に関わる専門家の方々をお迎えして行ってきたスペシャルインタビュー企画。前回からは弊社代表取締役の平田との【動画対談】という新たな切り口でお届けしております。今回は、立命館大学でご活躍中の今川新悟先生にお越しいただきました。

■立命館大学 グローバル教養学部事務室 職員
 スポーツ健康科学 博士 今川新悟

立命館大学グローバル教養学部の入試広報業務を担当。高校や塾等の教育機関を中心に全国でグローバル人材の育成に関する講演会を行なっている。
また、個人でも研究者およびスポーツの指導者として、選手の競技力向上や育成に不可欠なメンタルスキルを中心に研究しており、実際の指導現場でも実践しているほか、指導法やチームマネジメントなども研究を行なっている。

■株式会社アフィニティ 平田 智義
アメリカで経営学、教育学を学ぶ。ブリティッシュカウンシル認定上級カウンセラーおよび国家資格キャリアカウンセラー資格を有し、これまでに6000名以上のカウンセリングを行った熱血カウンセラー。
https://www.affinity-japan.com


今川さんは全国で説明会を開き、生徒さんの募集をされていますが、立命館大学としてどのような人物像の方を迎えたいとお考えでしょうか。

立命館大学ではまず、グローバルで活躍できる人材を育成したいというところがありまして、「英語ができる」ではなく、「英語で何かを学ぶ」「英語を活用できる」「英語をもって世界に出ていく」人材を育てたいと思っています。
そういったなかで、まず日本の文化や歴史を知るというところも重要ですし、外へ出たあとに異文化を理解してコミュニケーションをとっていける人材、つまり内と外、両方の視点をもっているというところが重要です。

最近、海外に意識がある高校生も増えていると思いますが、今川先生はどう感じていますか?

海外へ行きやすくなっているぶん、目的を持っている生徒さんと、持っていない生徒さんで二極化しているなと感じます。目的を持っていっている生徒さんは自分で何を学びたいのか、そこでどういうことを学んで日本へ帰ってきたいのかがはっきりしていますので、志望理由や志望動機にもつながってくると思います。
一方で、英語力を身につけたいという理由や、海外への漠然とした憧れから海外へ行った方は、帰国後に大学進学でかなり苦労しているなと感じます。

皆さんに「将来どんなお仕事をしたいですか」と質問すると、「英語を使った仕事がしたい」と言われるケースがまだ多く、英語を使って何をするのかというところになかなか意識が行っていない現状があると感じますが、いかがでしょうか。

やはり、英語ができるから英語のプログラムに進むという方や、語学力が高い=学力が高いというイメージを持たれる方が多いですが、英語はコミュニケーションのツールです。英語を使って何をしたいかというところまで考えないと、大学進学や就職…とキャリアを歩むうえで難しい状況になってくるかなと思います。

大学生で英文科や国際関係学を学んでいる生徒さんでも、そのあたりがふわっとしている方が多いと感じます。立命館大学さんでは、学生さんに「自分が英語を使って何かをする」ことを考えさせるような取り組みはされていますか?

私たちの学部では、授業で学ぶ英語を活用するだけでなく、外へ出て学んでくるというところを大切にします。たとえば、地域のコミュニティのなかで子供に英語を教える機会や、留学生が日本のさまざまな世代の方と関わる機会を作ります。また、私たちのキャンパスにはフィールドホッケーの国際企画があるので、そこでオーストラリア代表が合宿をする際に通訳をしたり、ボランティアを通して英語を活用できる場所を提供しています。

かなり実践的な場を提供されていますね。そういう経験をすると生徒さんの意識が変わってくる実感はありますか?

はい。授業のなかで教科書で学ぶことと、現地で体験することとではやはり大きく違うので、授業と実践の往復ができるのは学びが深いと思います。学生については、学んだことを実践し、実践で気づいたことを学びにつなげていくという連動が深くつながっていくと思います。そういう経験は学生たちにとっても良いという話を聞いています。

立命館大学さんではオーストラリアのナショナルユニバーシティとのデュアルディグリープログラムを開始されていますが、双方の大学の学位が取れるようなコースというのはどのようなメリットがありますか?

日本にいながら世界ランキング上位の授業を受けられるということがまずひとつ重要で、さらに4年間でふたつの卒業資格(日本と海外)が取れるのはプログラムの非常に大きな魅力のひとつだと思っています。日本にいながらアジア太平洋学を学びつつ、日本の外であるオーストラリアからアジア太平洋学を見る、つまり内と外両面で学べるということは、この学部唯一の学びになるかなと思っています。

実際にそのプログラムで勉強する生徒さんは、皆さんがオーストラリアに留学することが決まっていらっしゃるんでしょうか?

はい、プログラムのなかに入っていまして、全員が三年次に一年間、オーストラリア国立大学へ留学することになっています。

ということは、明確な目的をもって入学される方が多いんでしょうか。

進路についてはさまざまで、アートやファッションに興味がある学生もいますし、明確にビジネスを考えていて、将来は大学院でビジネスを学びたいという人もいます。また、留学生が7割いるので、自分の国へ帰って自分の国を発展させたいという思いから、開発学を専攻したいと考えている学生もたくさんおります。多岐にわたりますね。

求められる「グローバルエリート」の人物像とは?/リーダーシップは日本でも身につけられるのか?/なぜ立命館大ではリベラルアーツを推進しているのか?/…続きは動画で!

今川先生、京都からはるばるお越しいただき、ありがとうございました!