【最新】初心者の為の!2024年1月イギリスYMS情報|気になる費用|お仕事|最新情報を大公開

こんにちは。アフィニティの中里です。

毎年、非常に人気の高いイギリスのYMS(通称:ワーキングホリデー)、ここ数年で益々人気が高くなってきているように感じます。

そしてなんと、2024年の募集人数は2023年の4倍、6,000名に増えるそうです。

外務省の報道発表によると、上川陽子外務大臣がジュームズ・クレバリー外相と覚書として「日本国外務省と英国外務・英連邦・開発省との間の人的交流に関する協力覚書」への署名を行いました。

日英双方は、この覚書により、青少年交流、知的交流、教育と技能に関する交流等、文化・観光・スポーツ分野における交流、公的部門における交流等について、協力を深化させることで一致しました。特に、青少年交流の分野については、双方は、日本のワーキング・ホリデー制度を利用することができる英国人の人数を1,000人から6,000人に、英国のユース・モビリティ・スキームを利用できる日本人の人数を、1,500人から6,000人に増加させることを確認しました。

外務省 Ministry of Foreign Affairs of Japan

イギリスのYMSは非常に人気が高く、他のワーホリ加盟国と比較しても、最も取りにくいビザと言われていました。過去には当選までに5年間待ったお客様もいらっしゃいました。

今回の募集人数の変更は、とても嬉しい変更ですね!

この記事ではイギリスYMSついてまだ詳しくない人でも分かるよう、2024年度のイギリスYMSのビザ取得に向けて、今から出来る情報収集、事前準備についてご紹介いたします。

2年間で必要な費用について、仕事の探し方から家探しまで、イギリス初心者の方でも分かるよう詳しくご紹介いたします。

※イギリスYMS2024の最新情報は、こちらの公式ツイッターをフォローしてください。
イギリスYMS、イギリス留学に関する最新の情報を発信していきます。

イギリス・ワーキングホリデービザ基本情報

イギリスのワーキングホリデービザの正式名称はYouth Mobility Scheme(ユース・モビリティ・スキーム/ YMS)です。

日本、イギリスの二国間協定に基づき、英国での生活体験を希望する若者を対象としたビザです。
イギリスのYMSは2年間のVISAが取得出来るため、他国のワーホリ制度と比べて滞在可能期間が長く、また2年間の中で学校に通える期間、アルバイト・働ける期間に制限が無いことから、とても人気の高いビザになります。

この制度を利用し、英語力を習得、イギリス、ヨーロッパをバックパックで周遊しホリデーを満喫される方、カフェのアルバイトや美容師として生計を立て海外生活を満喫される方、イギリスの現地企業で就職されてキャリアアップにつなげる方もいらっしゃいます。

実際に弊社のお客様で、現地証券会社で就職された方やロンドンの日本大使館でお仕事をされた方もいらっしゃいます。

  • 滞在期間 : 最長2年間滞在が可能
  • 就学期間 : 制限なし
  • 就労期間 : 制限なし
  • ビザ発給数 :年間6,000名

2024年度イギリス・ワーホリ募集要項

  • 募集人数:6,000名
  • ビザ有効期限:2年間
  • 年齢:18歳以上30歳以下※ビザ申請時に30歳以下であれば、渡航時は31歳でも可能
  • 募集時期:
    • 第1回:日本時間2024年1月中旬(予想)
    • 第2回:日本時間2024年7月中旬(予想)
  • 抽選結果発表:
    • 第1回:~2024年1月末(予想)
    • 第2回:〜2024年7月末(予想)
  • 申請時期:2024年1月31日〜

イギリスワーホリビザの申請権をセルフチェック!

まず初めに、ご自身がイギリスワーホリビザを申請する権利を持っているか、セルフチェックから準備をスタートして下さい。

2024年度イギリスワーホリ申請セルフチェック

  1. ビザ申請時の年齢が18歳~30歳であること。
  2. 日本国籍を有していること。
  3. 初めてイギリス・ワーホリビザを取得して渡英する人。
  4. 子供を同伴しないこと。
  5. 2,530ポンド(約47万円*)以上の資金を証明できること。(28日間以上口座に入っている必要あり)

セルフチェックは、全てクリア出来ましたか?

*£1=185円の場合

情報収集!どんな情報を集めるべき?

まず初めに、イギリスワーホリに興味を持たれた方が一番気になることは、“お金”の問題ですよね。

ワーホリビザは、イギリスで唯一無条件で仕事ができるビザになります。
現地で働けるから、予算は少なくても大丈夫?いくら稼げるの?そもそも、アルバイトは出来る?自分で家は探せるの?!

などなど、その辺りが一番気になるのではないかと思います。

そうなんです。お金の問題と住む場所の問題はとっても大切です。
実際に、みんなはいくらくらいの予算でワーホリを叶えているのかご紹介します。

ビザ申請料はいくらかかる?

  • ビザ申請料金 £259
  • IHS料金:£940

YMSビザの抽選に当選後、まずは上記ビザ申請料金及び、IHS(Immigration Health Surcharge/イギリスの健康保険付加料)2年分の支払いが必要となります。
合計£1,199(約22万円)の支払いが必要です。
他国のワーキングホリデービザの申請料と比較すると高額です。

※ビザ申請料金、IHS料金は申請タイミングによって変更となる可能性がございます。最新情報をご確認ください。

渡英する時に最低限必要な予算は?

  • 航空券代金:10万円~(片道チケット)
  • 留学保険代金:18万円〜(まずは1年間加入の場合)
  • 初めの生活費:60万円~(約3ヶ月分)*都市により異なります。
  • ビザ申請費:22万円

上記ビザ申請料、渡航時に必要な最低予算の総額 “約110万円” があれば、イギリス・ワーホリは実現できます。

イメージとして、日本国内の新しい土地にお引越し、新生活を始めるのと同じ感覚で大丈夫です。

それ以外に掛かる費用は、学校代金です。

ワーホリビザの場合、学校に通うことは必須ではありません。とは言え、英語ゼロの状況でイギリスで生活するのはてとても怖いですよね。

例えば、日本語が全く話せない外国人留学生が、日本語ゼロで日本で生活を始める感じです。
不動産契約、アルバイトの面接、恐怖しかないですよね。

となると、やはり英語力初心者の方でしたら、最低3ヶ月間程度は語学学校に通うのが理想です。
なぜ、3ヶ月間(12週間)?ポイントは2つ!

  1. 学費が安くなる:
    12週間以上の申込で週当たりの学費が安くなる学校が多い。
  2. 英語レベルがワンランクUP:
    学校で12週間勉強すれば、英語力初心者レベル(エレメンタリー)の方でも、簡単な日常会話をこなせる、プレ・インターメディエイトレベルまで語学力を上げられると言われています。

目的とする英語レベルに合わせた、英語学習期間の目安についてまとめました。
下記のページも参考にしてみてください。

予算別 / 実現可能な語学研修とYMSスタイル

130〜150万円以内

  • 都市はロンドン、一択!(英語力ゼロでも家探し、仕事探しが可能。シェア生活が安い。)
  • 格安語学学校で3ヶ月間以内の語学研修。
  • 1ヵ月間でイギリスに慣れて、2ヶ月目から日本食レストランでアルバイトを開始!
    学校とアルバイトの両立。
  • 学校が終わり次第、フルタイムでお仕事。
    残りの1年と9ヶ月は現地での収入で生活します。日本での生活と同じですね。
  • 又は、学校に通わない!と言う選択もあり!

予算150万円〜200万円以内

  • 都市は、どこでも大丈夫。
    好きな街から、スタートできます。
  • 学校も、ロンドンの格安語学学校又は、地方都市ならしっかり~6ヶ月間
  • 又は、一クラス10名程度、施設、アクティビティの充実した一般的な語学学校で4ヶ月間の語学研修
  • 学校終了と共に、自分の英語力に合わせてアルバイトを開始!
    英語力を上げる為にも、なるべく英語環境のアルバイトが理想的です。
  • 残りの1年と半年間は、現地での収入で生活してください。

予算250万円~

  • 都市はどこでもオッケー。
    好きな街からスタートできます。
    始めは地方都市、後半はロンドンなど、2都市留学もお勧め。
  • 学校は、クオリティー重視の一般語学学校で9ヶ月間~1年間の資格取得、ビジネス英語まで身に付けます。
  • 学校終了後、高い英語力を活かしてフルタイムのお仕事を開始。
    一般事務や受付のお仕事、企業で就職が決まる方も。
  • 中には、ワーホリ期間終了後には企業からの支援を受け、ビジネスビザを取得する方も。

(*弊社の現地スタッフの中にも、この流れてイギリス移住を実現したスタッフがおりますよ。)

ロンドンのお勧め語学学校や、イギリスでの語学学校の選び方など、予算・目的によっても選択性が沢山あります。既に気になる学校は見つかったけど、本当にこの学校でいいの?と不安な方は学校選びのセカンドオピニオンを受けるのも一つです。
ご自身の納得の行く留学プラン、学校選びをしてみてくださいね。

お仕事は簡単に見つかるの?

ワーホリとなると、やはりアルバイト、お仕事事情が気になりますよね。

皆さんもご存知の通り、イギリスのYMSは他のワーホリ加盟国と異なり、年間に渡航できる人数が1,500名まで(2023年)と制限がありました。

そのため、カナダのように年間6500名、オーストラリアはなんと1万名近くの日本人ワーホリビザの人が生活する国と比べると、アルバイト、お仕事も比較的見つかりやすく、仕事にあぶれて日本に帰国・・・と言ったケースは他のワーホリ加盟国と比較してとても少ないのが特徴です。

ただし、2024年度は募集人数が一気に6,000名に増えることになりました。

そのため、英語が話せなくても働ける日本食レストランでのアルバイトも見つかりにくくなる可能性が高いです。

とは言え、予算に余裕が無い、英語力に自身の無い方は、やはり日本食レストランの多いロンドンからYMS生活を始める事をお勧めします。
(地方都市の場合、ホテルのお掃除、ベッドメイク等のアルバイトでしたら、英語力がなくても仕事が見つかる可能性がありますよ。)

イギリス、特にロンドンでアルバイト探しをする方にはMixb LondonのWebサイトを活用される方が非常に多いです。

また、英語力が高く(又は、YMS前半にしっかりと語学勉強をされる予定の方)、日本で社会人経験の有る方の場合には、人材会社に登録をして企業でのお仕事探しをされてみても良いかと思います。

イギリスの人材会社スタッフとのインタビュー記事もございます。
現地企業での就職をご検討中の方は参考までに是非御覧ください。

イギリスの生活費、家探しについて

その他、とっても気になるのが、イギリスでの生活費だと思います。

どんな暮し方をするかによりますが、ホームステイをする場合、やはりなんと言ってもロンドンが一番高いです。
生活費合計を約25万〜と想定してください。(ロンドンのホームステイは月17万円〜19万円を超えることも)
次に、オックスフォードやケンブリッジ、次にイギリス北部のエジンバラなどもホームステイ代金が割高です。

逆に、イギリス南部・海沿いのブライトンやボーンマス、イギリス中部の地方都市は生活費合計が月17万円前後〜、ウェールズの首都カーディブなども、ロンドンと比べて生活費が40%安いと統計が出ています。

となると、本当はロンドンに行きたいけど、生活費を抑えるには、やっぱり地方都市でないと予算がキツイかな・・・。と思われるかもしれません。

確かに、ロンドンの家賃は高額です。
ですが、さすが大都市、お仕事も豊富です。
ホームステイは初めの1〜3ヶ月間のみ、早々にシェアハウスに引っ越して家賃を抑え、日本食レストランでアルバイト、美味しい賄いで食費を抑える!なんて方も多いです。

実際に弊社のお客様にロンドンでの生活費はいくらくらい掛かりましたか?とお伺いすると家賃、円安、物価高のなかでも、食費、交通費、交際費を含めて毎月18万円前後に抑えてます!という声チラホラ聞きます。

ちなみに、イギリス、特にロンドンで日本語で家探しをする時には、求人探し同様に、Mixb Londonが人気が高いです。
また、家は英語環境、外国人とシェア生活したい!という方には、SpareRoomがお勧めです。
ローカルのイギリス人、ヨーロッパからの留学生に人気です。
その為、SpareRoomは英語力必須になります。

ちなみに私の場合、留学初期、英語力も初級レベルの時に、どうしても英語環境で暮らしたいと言う思いから、ホストファミリーのサポートを得ながら英語で家探し、英語環境でのシェアハウスを実現することが出来ました。

とは言っても、やっぱり心配・・・

色々と調べてみたけど、やっぱり心配・・・。
そんな方は、是非お気軽にご相談下さい。

アフィニティでは、イギリスYMSに関する事前の留学プラン作成、語学学校選びのご相談は無料でご案内しております。
今年のYMSに関するご相談はもちろん、来年以降の渡英に関するご相談でも大丈夫です。

イギリスYMSに関する相談は、例え二年後の渡英予定であっても早めの情報収集をお勧めします。
実際に、毎年あるご相談内容が、『なんとなく応募したら、イギリスYMSに当選しました!せっかくなので、渡英したい。でも、予算が足りない・・。』とても倍率の高いYMSの抽選、泣く泣くキャンセルされる方もいらっしゃいます。
(ちなみに、もし仮に当選結果をキャンセルされた場合でも、次回以降の抽選結果には影響しませんので、ご安心下さい。)

当選倍率が年々高くなるイギリスワーホリ。
来年又は、再来年に当選するかどうかは分かりません。

ですが2024年は大チャンスですよ。
先着順で、6,000名の定員に達するまで申請が可能です。
過去には、5年目の抽選でやっと当選!念願のイギリスワーホリを叶えたお客様もいらっしゃいます。

せっかく運良く当選したのであれば、イギリスワーホリを実現したいですよね。

当選!でも・・・キャンセル・・・。

とならない為にも、1年先、2年先、はたまた3年先のワーホリ相談でもかまいません。
ぜひお気軽にご相談下さい。

よくご相談いただく、Q&Aについてご紹介

渡航時期が変更になっても大丈夫・Vignett Transferについて

Vignett Transfer、この制度は、渡航時期が想定された時期に間に合わない、そんな方の為に用意された制度です。
Vignette Transfer の例
仮に2024年2月末を渡航予定日としてビザ申請をしていた方 ⇒ 2024年2月末までに渡航が間に合わない!
予定していた渡航日でイギリスに入国できないと分かった場合にTransfer Visaを申請することで、渡航を2024年6月10日入国予定日に延期!無事に6月10日から渡航が出来ました!となる感じです。

ただし、渡航時期を遅らせた場合でも、2年間のビザの有効期限は当初予定していた2024年2月末~2026年2月末までと変わらないので、実際にイギリスに滞在できる期間は2024年6月10日~2026年2月末までと短くなります。

丸々2年間の滞在ができなくなり、期間が短くなる事は難点ですが、YMSの当選倍率が世界一高いイギリスワーホリビザ、Vignett Transferの制度を使うことを視野に入れて準備をスタートされても良いかと思います。

その他、皆様からよくお問い合わせいただく内容についてのQ&Aの記事もございます。参考までに是非御覧ください。

※ビザ申請に関する個別でのご相談は承っておりません。)

この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

大学で建築・デザインを学ぶ。オーストラリアへの休学留学を経て、卒業後にはイギリスでの就学を経験。英語圏、仏を中心に約10年間カウンセラー業務に従事。毎年複数の国を訪問。リアルな情報を基に3000名以上のお客様にカウンセリング業務を行う。